<朝青龍問題>「早く決断を」…母国でも帰国に関心高まる
8月26日21時19分配信 毎日新聞
【ウランバートル田中義郎】日本相撲協会から2場所連続の出場停止などの処分を受けた後、「解離性障害」と診断された横綱・朝青龍について、母国モンゴルの市民やメディアの間でも帰国への関心が高まっている。
朝青龍は22日に東京都内の自宅を出て、都内のホテルで連日医師の診療を受けている。相撲協会はモンゴル帰国の可否を27日の番付発表後に決める見通し。
これに対し、当地中心部のスフバートル広場を散策していたバザルラグチャさん(50)は「早く決断してほしいとみんなが考えている。朝青龍はモンゴル人だし、早く帰って治療した方がいいのでは」。子ども連れで訪れていた女性のドルゴルスレンさん(65)は「処分は厳しいし、早く対応を決めてほしい」と話した。
一部メディアの記事は「北の湖理事長は最初に『医者が決めるもの』といいながら、次に『医者と話してから理事会で審議する』と語った。言うことがコロコロ変わっているが、最終的にはモンゴルに帰国させるのではないか」などと紹介。
しかし、これまで北の湖理事長が「医者が決めるもの」と発言した事実はなく、誤解した解釈もあるようだ。